ビジネスクリエイティブ・ヨコハマーYOKOHAMA GROWN
Project Description:
クライアント:横浜市文化観光局 創造都市推進課
実施年:2014年〜2015年
業務内容:クリエイティブディレクション、事業推進、プロダクト開発ディレクション
WEBサイト:http://ycw.cinra.net
横浜の特殊なスキルやノウハウを持つ企業をリサーチし、その強みを活かす新規の商品開発プランを策定、クリエイターとマッチングを行い、製品開発から販路開拓を実施。地元企業と地元クリエイターとのマッチングにて地消地産土産のデザインを提案。
マッチングコーディネーター(クリエイティブディレクション): 田中陽明(春蒔プロジェクト株式会社)
マッチングコーディネーター(事業推進): 広瀬郁(株式会社トーンアンドマター)
マッチングコーディネーター(プロダクト開発ディレクション): 伊東祥次(デザイニト株式会社、co-lab渋谷アトリエメンバー)
Theme:ビジネスとクリエイティブのコーディネート
現在のビジネスの激しい競争下では、創造性が不可欠なものとなっています。同時に、凄まじい速度で変化する環境に生き残り、新しい価値を生むためには、自社で全てを推進するのではなく、外部パートナーとのコラボレーション(協働)を活用する時代となってきました。
このプロジェクトでは、横浜市で実績のある多くの企業と、市内に集積が進んだクリエイターのコラボレーションをコーディネートし、ビジネスに新しい付加価値を生み出し、クリエイターの活躍の場を創出することを目的としています。
従来の企業とクリエイターの受発注を超えた関係性を構築するため、コーディネート・チームが、IDEC(横浜企業経営支援財団)と、ヨコハマ創造都市センター(アーツコミッション・ヨコハマ相談窓口)と連携し調整を行うことで、事業性の向上を図ります。
Team Building:最適なソリューションに導くプロデューサー
企業とクリエイターのコラボレーションを実現するために、プロデュース実績豊富なメンバーでコーディネート・チームを構成。単にクリエイターの斡旋でなく、企業の状況・課題を把握した上でビジネスの目標を定める事業プランを提案し、そのプランに最適なクリエイターのマッチングを行います。
Process:きらりと光る地元企業と、ハマのクリエイターのマッチング
本プロジェクトでは、まず「①ヒアリング調査」を通じて、企業のもつ事業展開イメージの共通認識を得、デザインに限らず、製造コストや収益性、販路など企業の抱える課題を共有します。それを受けて、コーディネート・チームが新たな「②事業プラン提案」を行い、試作品・ドラフト案などでアウトプットのイメージ共有を図りつつ、クリエイターの活用施策についても提案します。続く「③マッチング」のステップでは、プランをブラッシュアップしながら、事業化に向けた予算の精査・調整を行い、クリエイターとの協働体制を構築しています。春蒔プロジェクトでは、このマッチング事業全体のプロジェクトマネジメントを行うとともに、イベントの企画運営や展示会の会場構成なども担っています。
Solution:コラボレーションが可能にする創造性豊かな新しいプロジェクト
コーディネート・チームによるマッチング事業の成果として、横浜育ちのプロダクトシリーズ「YOKOHAMA GROWN」が生まれました。クリエイターの作品ではなく、工場の手仕事だけでもない、素直に欲しくなる、大切な人にプレゼントしたくなるようなプロダクトです。現在6社による製品が開発中となっています。
また本プロジェクトの関連イベントとして、ものづくりに関する勉強会を開催し、開発された製品を展示会へ出品するなど、普及活動にも取り組んでいます。