事業内容 / Works

Ploom(プルーム)

Project Description:

クライアント:日本たばこ産業株式会社
実施年:2014年5月30日〜7月25日
業務内容:事業企画ディレクション

「Ploom(プルーム)」とは、専用の「たばこポッド」を電気で加熱することで、火を使わずにたばこの味と香りを楽しむたばこ用具です。喫煙のあり方を見直すことで、優れたデザインと従来にないスタイルが融合した、当時注目のプロダクトでした。そのデザイン性もさることながら、煙の少なさから、クリエイティブで人の集まるco-labとの親和性が高く、Ploomのケースやアクセサリーなど、周辺プロダクトのデザインコンペをco-lab内限定で実施しました。

ディレクション:春蒔プロジェクト株式会社
審査員:日本たばこ産業株式会社、Creative Intelligence Associates、春蒔プロジェクト株式会社

Theme:次世代の喫煙スタイルを考える

このコンペにおいては、応募作品の知的財産権等全ての権利と責任は、応募者本人に帰属するという設定で開催。またco-labにはデザイナーだけではなく様々な分野のメンバーが所属しているため、普段は絵を描かない方でも気軽に応募ができる間口の広さも本コンペの特徴でした。

およそ2ヶ月間の募集期間でしたが、最終的に24名/35案、それも実にバラエティに富んだアイデアや応募者の属性など、co-labらしい多様性とクオリティの高さをもった応募案が集まりました。

その後、JTから7名、CIAから4名、春蒔プロジェクトから2名、合計13名の審査員による審査会が行われました。審査会ではそれぞれの視点の面白さや、デザインの完成度の高さ、実用性や新規性、また今後の展開など、ハイレベルな応募案に対して様々な意見交換がなされました。中でも実用性やPR効果、プレゼントでの活用などは審査基準としてあがっており、各審査員は真剣に吟味を行い、審査会は大いに盛り上がりました。そして、コンペ受賞結果は以下のようになりました。

1等:ラースデザイン 岩本唯史 氏(当時co-lab千駄ヶ谷)
2等:コクヨファニチャー 佐々木拓 氏(当時co-lab西麻布)
3等:デザイニト 伊東祥次 氏(当時co-lab渋谷)
デザイニト 高橋直樹 氏(当時co-lab渋谷)
クルツ 島村卓美 氏(当時co-lab渋谷)

「Ploom」は販売終了となり、後に開発された「たばこカプセル」を採用する「Ploom TECH」へ、その想いは受け継がれています。春蒔プロジェクトでは、このようなクリエイター同士が刺激し合える場の提供を、今後も行っていきたいと考えています。